2011年11月12日土曜日

「絵画に顕在しているものを生かす展示解説」の検証

(講義の続き)

解説内容は根拠をもたなければならない

作品から受ける感情やイメージの広がりに比べれば、
物理的事実の知覚は多くの鑑賞者に共有されやすい

1)知覚可能な事実から出発する記述(顕在的属性)
2)作品から受けるイメージの広がりに関する記述(潜在的属性)
3)作品や作者に関する知識情報に関する記述

ーーーーー
このあと、ブリジストン美術館所蔵&WEB公開されている解説文を例題に
・顕在的属性
・潜在的属性
・背景情報
を読み分けてみました。

<例題1>
カミーユ・コローの<<ヴィル・ダブレー>>(1835-40年、油彩、カンヴァス)

<例題2>
アメデオ・モディリアーニの<<若い農夫>>(1928年頃、油彩、カンヴァス)

そこでの多くの議論を経て、「鑑賞教育への応用」提言へと講義は進みました。

その後、履修生各自が真鍋博作品から例題を選び、解説文を作成して、議論の題材としました。



0 件のコメント:

コメントを投稿