2012年2月5日日曜日

真鍋博のエキスポファンタジー展

12月10日の、吉見さん(元・愛媛県立図書館司書)の講義の中でも紹介されておりましたが、只今、2月2日から5月8日まで二期にわけて、大阪の万博公園にあるEXPO'70パビリオン常設展示コーナーにて、「真鍋博のエキスポファンタジー展」が開催されております。

http://park.expo70.or.jp/event_detail.html?id=894

春休みの散歩旅に、是非行ってみてください。

常設展内コーナー展示「真鍋博のエキスポファンタジー」

日程:2月2日(木)~5月8日(火)
場所:EXPO’70パビリオン 常設展内
イラストレーター・真鍋博が大阪万博で手掛けた書籍やグッズのほか、会場風景を描いた絵本『真鍋博のエキスポファンタジー』の原画がご覧いただけます。
なお原画は前期、後期で作品の入れ替えを行ないます。

期間
前期:2月2日(木)~3月20日(火・祝)
後期:3月22日(木)~5月8日(火)

お問い合せ先:
EXPO’70パビリオン 06-6877-4737

2012年1月23日月曜日

1月17日(火)〜19日(木)までかけて、高澤くんが壁面グラフィック・データと掲載文を作成してくれました。

20日(金)の午前中に大判プリント6枚出力が仕上がり。
何くんと共に掲出作業。
そしてデジタルフォトフレームも取り付けて、本も設置して。
カラフルな真鍋博作品が、グラースケールの背景に、より一層鮮やかに見えます。

夜8時20分、掃除をして明日の準備万端になったところで、お疲れさまの何くん。

掲載文作成にあたり、真鍋先生、吉村先生にもメールでご協力をいただきました。
ありがとうございました。


帰り際、振り返ってみる。
遠くからもちゃんと雰囲気ができてるのが見えますね。


1月21日の朝、左のデジタルフォトフレーム2点はやめて、真鍋イラストのポップアップパネルと差し替えました。



















ひとつは「カメレオン自転車」。
作品集『自転車讃歌』の中の一枚です。
机に閲覧用のを一冊設置。
もうひとつは『睡眠タワー』。
こちらは『絵でみる20年後の日本』という、林雄二郎さんの「未来学ノート」を前書きに掲載したイラストエッセイの中の一枚です。
人口の5割が大都市圏で生活を営み、24時間不夜城となった都市で働く昼夜逆転生活の人のために、公衆浴場に替わって「夜」を出現させる「睡眠タワー」が登場する、というアイデアです。そんな不自然な生活環境を強いられる中でも、最大限に健康を管理できるよう、大脳生理学の応用による質の良い眠りの誘導まで解かれています。そういえば、真鍋博の創造品のなかには、闇を作る「ライト(?)」というアイデアがあります。「ドラえもん」にもこのアイデアが登場していたような。
「睡眠タワー」のイラストは両面見開きの2枚に分かれていて、右ページに「睡眠タワー」、左ページには「休息スペース」としての「オアシス空間地帯」が描かれていて、「オフィス街の昼休み、会社員はここで体を休め、英気を養って午後の仕事への意欲やアイデアをわかせるのだ。」と記されています。 1966年(昭和41年)に出版されたこのイラストエッセイを読みながら思い浮かべるのは、1991年から2年間実施された「バイオスフィア2」という実験のことです。
biosphereという言葉は、つまりはこの地球の生態系のこと、をあらわします。いつか地球の他にも生命の星が発見されれば、それもbiosphereということになります。


http://en.wikipedia.org/wiki/Biosphere



 biosphere2は、地球外に地球上での生態系を移植できるかどうかの実験でもありました。日本語版wikipediaをご覧いただけば概略がつかめると思います。 

http://ja.wikipedia.org/wiki/バイオスフィア2 


『絵でみる20年後の日本』が描いているのは1986年の風景ですが、それより後に生まれた皆さんが、さらに25年経った2012年の今、このエッセイに出会い、どんなメッセージを受け取るのでしょうか。
(1月22日、会場にて。)

2012年1月17日火曜日


1月20日(金)学内内覧会
1月21日(土)、1月22日(日)10:00-17:00
@東京造形大学キャンパス内CSギャラリー
<展示計画>
幅約6m、高さ2.38mの壁面に、5つのテーマで、A0幅(約88cm)ロール紙に出力した校正画面を掲出。
それぞれの背景に関連する真鍋イラストをグレースケールで配置。
タイトル、キャッチコピー、概説、カラー画像、デジタルフォトフレームによるスライドショー、解説文、の構成。
テーマ/スライドショー
・真鍋博とは/真鍋真先生御講義の際のppt?+真鍋博作品
・未来学とは/粟野プロジェクト解説のpptに資料追加
・万国博覧会/真鍋真先生11/26ご講義のppt「大阪万博Expo'70」
・1970年前後の想像力(仮題)/真鍋博のイラストエッセイ・スライドショー
・鑑賞教育/吉村先生の11/9ご講義のppt

だいたいこのような情報提供で、あとは、各自が好きな真鍋博イラスト・ガジェットを拡大コピーしてスチレンボードに貼って切り抜き、壁からアームを出して、ポップアップのデコレーションにする。

さらに余力があったら、真鍋博イラストを小さい紙にコピーしてガチャポンのカプセルに入れてメタボリズム建築(!?)とか。
あくまで余力で、ですが。

あとはテーブルと椅子を置いて、真鍋博さんの量販本のみを置いて閲覧できるようにする、とか、など。
貴重本は、完全にロックできる什器を用意できないため、展示には出しません。

で、高澤くんが制作中の壁面データ(パソコンの画面を撮影)です。
白い四角のところにディスプレイがつくのですが、これは後ほど消してもらいます。